MiniProfiler診断ツール

Tyler Christensen – 製品開発担当ディレクター、インテリジェント生産システム

はじめに

工場ダッシュボードの、3月にリリースされたバージョン6.6には、新しい診断ツールMiniProfilerが導入されています。このツールは、当該ページのデータの生成に使用されたクエリと、実行所要時間を調べるのに役立ちます。すでに複数のクライアントのサイトにおいて、データの出所を理解するのに便利に使用されています。

ツール状態履歴ページのスポットライトデータの生成例

MiniProfilerの使用方法:

  1. 工場ダッシュボードを開いて、Ctrl-Alt-mキーを押します。
  2. ポップアップウィンドウが開き、各コンポーネントのタイミングが表示されます。
  3. 行をクリックすると、タイミングの概要とSQLへのリンクが表示されます(図1)。
  4. SQLへのリンクをクリックすると、完全なクエリと、クエリに使用されたパラメーターが表示されます(図2)。

図1:丸で囲んだソースSQLへのリンクによる、MiniProfilerタイミングの掘り下げ

図2:MiniProfilerによって報告された実際のSQLクエリおよびパラメーター

図2のクエリが、ツール状態履歴ページのスポットライトデータの生成に使用されています。このクエリを任意のデータベースエディターで実行すると、このダッシュボードコードによって使用されている生の数値を表示することができます。そこから、データベースを参照して、この数値のソースを調べることができます。クエリによって作成されたビューおよびテーブルの調査に支援が必要な場合は、ヘルプサイトの データベースドキュメンテーション を参照または、INFICONのアプリエンジニアーにお問い合わせください。

まとめと今後の機能

新しいMiniProfiler診断ツールを使用することにより、SQLクエリとその実行時間を調べることができます。MiniProfilerは、工場ダッシュボードに今年追加された多くの新機能の一つにすぎません。弊社のヘルプサイトでは、MiniProfilerやその他の将来のダッシュボードの機能強化について詳しく掲載しています。工場ダッシュボードの リリースノートとヘルプサイトのページ ご覧ください。