工場ダッシュボードのバージョン6.7を使用して、工場内の複数の製造ラインをより可視化することができます。このラインビュアーを使用することにより、ユーザーは、プロセスステップ別に、または、「セグメント」と呼ばれるプロセスステップのグループ別に、ライン全体を表示することができます。これらのセグメントは、一つのフォトマスキング層に構成され、そのマスク層内のすべてのプロセスステップがグループ化されて単一のセグメントにまとめられています。
ライン内のすべてのセグメントについて、今日および前日に出来高が低下している領域を指標によってすばやく特定することができます。これらの指標は、それぞれにカスタマイズすることができ、この新しいレポートを使用することにより、ラインの管理者はその必要に合わせて、それぞれの指標をすばやく選択してグラフ化することができます。
あるユーザーが、ルートセグメントごとに、過去24時間以内にそれぞれのルートセグメントを通過したウェーハの数を表示することを選択するとします。
上記の選択に基づいた結果の表示には、現在のWIP、WIP目標値、および過去24時間にそれぞれのルートセグメントを離れたウェーハの数が出力されます(図1)。
この新しいラインビュアーは、工場内の複数の製造ラインの状態を、下記により、すばやく判断することのできる便利な監視ツールです:
今後のリリースで、INFICONスケジューラーで使用されているラインバランスアルゴリズムの出力もラインビュアーチャートに含めることにより、ラインビュアーのページをさらに強化する予定です。
弊社のヘルプサイトでは、ラインビュアーページやその他の将来のダッシュボードの機能強化について詳しくご説明しています。工場ダッシュボードの リリースノートとヘルプサイトのページ をご覧ください。